
日光東照宮祭礼図巻(部分)
2026年1月4日(日曜日)から2月1日(日曜日)
企画展
「日本の神々 降臨」
- ■会場
- 蓬左文庫展示室
- 日本各地には、その土地や土地に住まう人々を守る神々が鎮座しています。神の鎮座地や祀る人々、そしてさまざまな祭りに注目し、日本人と神との関係をひもときます。
鹿島立神影図 室町時代 16世紀(かしまだちしんえいず)

春日大社の御祭神・武甕槌命【たけみかづちのみこと】が、白鹿の背に乗って、常陸国(茨城県)の鹿島神宮から奈良の地に降臨した姿を描いている。右下の二人は、武甕槌命とともに奈良にやってきた従者の中臣時風【ときふう】・秀行【ひでつら】といわれている。日本の神には姿は無く、また人の目には見えない存在で、祭典や祈願の時には依代【ルビ:よりしろ】(目印)に降臨するとされてきた。
江戸時代 17世紀
徳川美術館蔵
日光東照宮祭礼図巻 江戸時代 19世紀(にっこうとうしょうぐうさいれいずかん)

家康を祀る日光東照宮(栃木県)の大祭の様子を描いた巻物である。例大祭は、家康の命日である4月17日を中心に行われ、本社を出て御旅所【おたびしょ】に向かう千人武者行列と呼ばれる御輿【みこし】行列が祭礼の見所であった。御輿の収められた御旅所前で行われている祭りの様子が描かれている。
渡辺守綱(渡辺家初代)着用
桃山時代 16世紀
個人蔵
津島社祭礼図屛風 六曲一双のうち 江戸時代 18世紀 岡谷家寄贈
(つしましゃさいれいずびょうぶ)

疫病除【やくびょうよ】けの神である牛頭天王【ごずてんのう】を祀る津島神社の祭礼を描いた屏風である。6月14日の宵宮【よいみや】のまきわら船と、翌朝15日の祭礼の人形船を描き、岸や船から見物する人々の姿も描かれ、華麗で活気あふれる祭りの様子がうかがえる。津島神社は名古屋近郊にあり、古来天王信仰の中心地であった。
徳川綱吉(5代将軍)・家宣(6代将軍)・家茂(14代将軍)所持
鎌倉時代 14世紀
個人蔵
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