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展示案内


長篠長久手合戦図屛風(部分)長篠長久手合戦図屛風(部分) 徳川美術館蔵

2019年7月27日(土曜日)から9月8日(日曜日)

夏季特別展
合戦図 ―もののふたちの勇姿を描く―

会場
蓬左文庫展示室 徳川美術館本館展示室
中世合戦絵巻から近世の合戦図屏風まで、歴史の中で幾度となく繰り返された戦を描く合戦図の系譜をたどります。
※「高精細復元「大坂冬の陣図屛風」特別公開」

展示の詳細案内

 古来、幾度の戦を経て、変革や安定を繰りかえしながら日本の歴史は紡がれてきました。これらの戦の様子は、様々な目的で中世より描かれ記録されています。本展覧会では中世絵巻から戦国合戦図までを展観し、合戦図の多様性を示しながら、合戦図の果たした役割や意義を再考します。
合戦図は単なる記録画ではなく、武家の教育や自家の顕彰などの目的で描かれたと考えられています。一方で、源平合戦などは、物語化されて民衆まで広く享受されてきました。合戦図の形態も、近世になると絵巻だけではなく、屏風や掛軸、画帖や冊子など様々な形で親しまれました。このような合戦図の展開の中で、戦国という大乱の時代を描いた合戦図が、どのように成立し、描かれたのかにスポットを当てます。
祖先や自家の武勲を誇示するために作られた戦国合戦図、合戦中のエピソードに焦点を当てるかのように物語化した戦国合戦図、江戸後期に再び考証され蘇った戦国合戦図など、その多様性は中世の合戦図の延長上にあります。また、戦国合戦図の中には、一部の図様を変えながら次々と写されている作品があり、合戦図の需要の大きさを物語っています。中世合戦図から戦国合戦図へと、脈々と描き継がれた合戦図の系譜を明らかにします。

平治物語絵巻 六波羅行幸巻(へいじものがたりえまき ろくはらぎょうこうかん)

平治物語絵巻 六波羅行幸巻

 この「平治物語絵巻」は、「三条殿夜討巻」(米国・ボストン美術館蔵)、「信西巻」(東京・静嘉堂文庫美術館蔵)などとともに作られた大部の物語絵巻の一つで、熊野詣から引き返した清盛が後白河上皇、二条天皇と連絡を取り、上皇を仁和寺に、天皇を清盛の六波羅邸に脱出させた場面を描いています。本巻には、武装燦然と輝く出で立ちの見事な武士たちが天皇を迎えるさまが描かれて、合戦図は戦の凄惨な場面だけではなく、理想的な武士像が描き留められた絵画でもあります。

鎌倉時代 13世紀
松江松平家伝来 東京国立博物館蔵 国宝
展示期間:7月27日から8月18日

後三年合戦絵巻 三巻のうち巻中(ごさんねんかっせんえまき)

後三年合戦絵巻

 後三年合戦は奥羽の豪族清原氏内部の相続争いが発端で、陸奥守として下向した源義家が清原清衡(藤原清衡)とともに、清原家衡・武衡を滅ぼした戦いです。
縦45.7センチという大きさは南北朝以降に成立した絵巻では異例の大きさです。躍動的な人物表現で残虐な場面も詳細に描かれる本巻は、背景がほとんど描かれておらず、人物が強調されています。人物図様を主とした画面は、戦の張りつめた空気を見事に表しており、合戦描写では白眉の作例といえます。

詞 持明院保脩筆 絵 飛驒守惟久筆 南北朝時代 14世紀
池田家伝来 東京国立博物館蔵(巻き替えがあります。) 重要文化財

芦引絵 五巻のうち巻四(あしびきえ)

芦引絵

 中世に流行した稚児物語の一つです。比叡山東塔の侍従の君である僧・玄怡(げんい)と東大寺東南院の稚児の若君との恋を主題とし、二人の別離と邂逅を描いています。若君の存在を疎ましく思っていた継母は、娘婿の和泉守来鑒(らいかん)という僧に若君と侍従の君への夜襲を持ちかけ、戦いを引き起こします。巻四には、来鑒の夜襲が描かれています。負傷者がいたるところに描かれ、凄惨な戦の場が展開し、屋敷の中では侍従の君と来鑒の戦いが異時同図法(いじどうずほう)で描かれています。

室町時代 15世紀
公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館蔵 重要文化財
展示期間:8月20日から9月8日

一の谷・屋島・壇の浦合戦図屏風 八曲一双(いちのたに・やしま・だんのうらかっせんずびょうぶ)

一の谷・屋島・壇の浦合戦図屏風

 右隻に一の谷合戦、左隻に屋島合戦と、壇の浦合戦が描かれています。本屛風の軍馬入り乱れあう群衆の多さと、その多様な姿態、そして緻密な描写は驚嘆に値します。最大の特徴は打ち捨てられた亡骸など凄惨な場面が多く描かれている点です。また、多くの源平合戦図屛風において壇の浦合戦が描かれていないのに対し、本屛風では一の谷から壇の浦合戦までのエピソードを網羅的に描き込んでおり、物語を逐一絵画化するような強い執着心が窺えます。

江戸時代 17世紀
個人蔵(前期後期で隻替え)

長篠合戦図屛風 六曲一隻(ながしのながくてかっせんずびょうぶ)

長篠合戦図屛風

 本屛風は現存最古の長篠合戦図屛風ですが、武田軍が描かれていないことから、もとは一双屛風で、失われた右隻に武田軍の軍勢が展開していたと考えられます。重要文化財「関ケ原合戦図屛風」(大阪歴史博物館蔵)、「戦国合戦図屛風」(個人蔵)とともに、戦国合戦図のなかでも17世紀前期の初期合戦図の作例として注目されており、いずれも詳細な戦のエピソードを描かず、登場人物を史実の人物に特定できない製作態度で一致しています。

江戸時代 17世紀
名古屋市博物館蔵
展示期間:8月20日から9月8日

長篠長久手合戦図屛風 六曲一双(ながしのながくてかっせんずびょうぶ)

長篠長久手合戦図屛風

 長篠合戦と長久手合戦を一双に組み合わせた屛風は、本屛風の他に、犬山城白帝文庫、大阪城天守閣などに現存しています。このうち尾張徳川家の付家老(つけがろう)成瀬家に伝来した白帝文庫本を現存最古の作とし、本屛風をはじめとする諸本は成瀬家伝来本の図様をアレンジして作り出されたと考えられています。

江戸時代 18世紀から19世紀
尾張徳川家伝来 徳川美術館蔵
展示期間:7月27日から8月18日

大坂冬の陣図屛風 デジタル想定復元 六曲一双(おおさかふゆのじんずびょうぶ でじたるそうていふくげん)

大坂冬の陣図屛風 デジタル想定復元

 東京国立博物館が所蔵する「大坂冬の陣図屏風 模本」を科学的な調査に基づき、本来の姿を想定してデジタルで復元しました。

令和元年(2019年) 凸版印刷株式会社蔵
展示期間:7月27日から8月25日


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