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展示案内


源氏物語絵巻 桐壺(部分) 源氏物語絵巻 桐壺(部分) 個人蔵

2020年11月8日(日曜日)から12月13日(日曜日)

企画展
読み継がれた源氏物語

会場
蓬左文庫展示室
紫式部が著した『源氏物語』は、千年にわたり読み継がれてきた古典の名作です。五島美術館所蔵の国宝「紫式部日記絵巻」を特別公開し、日本が世界に誇る『源氏物語』の文化史をたどりながら、その魅力を紐解きます。

展示の詳細案内

 紫式部によって著された『源氏物語』は、現代に至るまで千年にわたり読み継がれてきた古典の名作です。著者不明の物語が多いなか、著者が判明する点でも特筆すべき物語です。とりわけ江戸時代には出版文化の盛行に伴い、上流階級のみならず幅広い読者層を獲得し、『源氏物語』ブームというべき潮流が生まれました。注釈書やダイジェスト的な梗概書が刊行され、屏風や絵巻物、冊子などさまざまに絵画化され、茶の湯や能、香道など日本の文化にも大きな影響を及ぼしました。五島美術館所蔵の国宝「紫式部日記絵巻」を特別公開し、日本が世界に誇る『源氏物語』の文化史をたどりつつ、その魅力を紐解きます。

紫式部集切 伝藤原定家筆
(むらさきしきぶしゅうぎれ でんふじわらのさだいえひつ)

紫式部集切 伝藤原定家筆

 紫式部は、晩年に自詠の和歌を撰び、私家集『紫式部集』を遺しました。少女時代に始まり、夫・藤原宣孝(のぶたか)との恋愛や死別、また宮仕え時代など、ほぼ全生涯にわたる和歌が厳選して収められています。本品は、藤原定家(さだいえ)(1162から1241)筆と伝えられる最古写本の断簡です。

鎌倉時代 個人蔵

源氏物語 河内本 二十三冊の内(げんじものがたり かわちぼん)

源氏物語 河内本 二十三冊の内

 全帖が散逸せずに残った最古の『源氏物語』です。「河内本」の名は、校訂者である源光行(みつゆき)(1163から1244)・親行(ちかゆき)(生歿年未詳)が、父子ともに河内守に任じられたことに由来します。北条実時(さねとき)(1224から76)の奥書から、長らく実時が親行の河内本を借りて書写させたと考えられてきましたが、近年では光行らが校訂に用いた原稿本である可能性が高いと指摘されています。

鎌倉時代 正嘉2年(1258)
名古屋市蓬左文庫蔵 重要文化財

源氏物語 三条西家本(青表紙本系) 五十四冊の内
(げんじものがたり さんじょうにしけぼん(あおびょうしぼんけい))

源氏物語 三条西家本(青表紙本系) 五十四冊の内

 室町時代を代表する『源氏物語』研究の第一人者・三条西実隆(さねたか)(1455から1537)が奥書を記した青表紙本系の写本です。「夢浮橋」の帖末に、天文2年6月、実隆の孫・実枝(さねき)(1511から79)が男女を総動員して書写を完成させたとあります。本書は本寿院下総の蔵書で、『源氏物語』が女性の教養本としても尊重されたことがわかります。

室町時代 天文2年(1533)
本寿院下総
(尾張家3代綱誠側室・4代吉通生母)所用
名古屋市蓬左文庫蔵

源氏物語絵巻 橋姫 十五巻の内一巻
(げんじものがたりえまき はしひめ)

源氏物語絵巻 橋姫 十五巻の内一巻

 国宝「源氏物語絵巻」は、12世紀前半に白河院・鳥羽院を中心とする宮廷サロンで製作されたとみられる、現存最古の源氏絵です。絵は「作り絵」という当時の描法で、「引目鉤鼻(ひきめかぎはな)」、「吹抜屋台(ふきぬきやたい)」の手法などにより、物語の抒情性や登場人物の心理の動きまでもがみごとに描き出されています。昭和7年(1932)に巻子装から額面装とされた徳川美術館所蔵分は、平成28年(2016)から5年にわたり保存上の観点から本来の巻子装に戻されました。今回改装後、初公開します。

平安時代 国宝
展示期間:2020年11月26日から12月13日

源氏物語画帖 絵 土佐光則筆
(げんじものがたりがじょう え とさみつのりひつ)

源氏物語画帖 絵 土佐光則筆

 土佐光則(みつのり)(1583から1638)の代表作で、小さな画面に驚くほど精緻で密度の高い『源氏物語』の世界が展開されています。当時南蛮貿易によってもたらされた天眼鏡(拡大鏡)を用いて描いたといわれます。
 詞書は、近衛(このえ)尚嗣(ひさつぐ)はじめ60人の堂上寄合書(よりあいがき)で、大名や公家といった上層階級の婚礼調度本の一つとして誂えられたとみられます。

江戸時代

合貝 三百七十五個の内(あわせがい)

源氏物語画帖 絵 土佐光則筆

 合貝は、貝合わせの遊びに用いられる貝で、蛤(はまぐり)の貝殻が使われます。二枚貝の蛤は、元の対でしか重なり合わないことから夫婦和合の象徴とされ、これを収納する貝桶とともに婚礼調度の筆頭として誂えられました。合貝の内側は、二枚ともに同じ図様とする約束で、花鳥・草花のほか『源氏物語』の様々な場面が好んで描かれました。この合貝では、絵が胡粉(ごふん)盛り上げに金箔を押し、濃彩で描かれており、婚礼調度にふさわしい豪華さを備えています。

江戸時代

初音蒔絵十二手箱(はつねまきえじゅうにてばこ)

源氏物語画帖 絵 土佐光則筆

 初音の調度の名は、『源氏物語』第二十三帖「初音」の「年月を松にひかれてふる人に今日鶯の初音きかせよ」の歌意を全体の意匠とし、その歌の文字を葦手(あしで)書きに散らすところに由来します。
 三代将軍家光の娘・千代姫(1636から98)が寛永16年、尾張家二代光友(みつとも)に嫁いだ際に持参した婚礼調度の一つで、幸阿弥家(こうあみけ)十代の長重(ちょうじゅう)が製作にあたりました。十二手箱は、化粧道具を収納する手箱の一種で、中に計12合の小箱を納めるためにこの名があります。

江戸時代 寛永16年(1639)
霊仙院千代姫(尾張家2代光友正室)所用 国宝

香木 銘 紅葉賀 六十一種名香の内
香木 銘 花散里 六十一種名香の内
(こうぼく めい もみじのが・はなちるさと)

源氏物語画帖 絵 土佐光則筆

 香木を炷(た)き、その香りを楽しむ「聞香(もんこう)」が、香道として確立していくなかで、優れた沈香(じんこう)に雅銘がつけられるようになりました。六十一種名香は、十一種名香と五十種名香で構成され、中には『源氏物語』の帖名から取った「紅葉賀」や「花散里」など七つの銘を数えることができます。

東南アジア

偐紫田舎源氏 柳亭種彦著 歌川国貞画 十九冊の内
(にせむらさきいなかげんじ)

源氏物語画帖 絵 土佐光則筆

 柳亭種彦(りゅうていたねひこ)(1783から1842)が『源氏物語』を翻案した長編作品です。着想の面白さに加え、歌川国貞(くにさだ)(のち三代豊国 1786から1864)の挿絵が人気を博し、14年にわたり刊行されました。
 「偐紫」とは偽(にせ)の紫式部の作という意味で、室町時代の御所を舞台としています。足利義正と花桐(はなぎり)の遺児・光氏(みつうじ)(モデルは桐壺帝・桐壺更衣・光源氏)が、女性たちと奔放な恋愛を繰り広げるとみせて、密かに将軍家の宝物の行方をたずねます。

江戸時代
文政12から天保13年<1829から42>
名古屋市蓬左文庫蔵


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