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展示案内


「豊国祭礼図屏風」 「豊国祭礼図屏風」

2022年7月24日(日曜日)から9月11日(日曜日)

企画展
「祭りの世界-風流(ふりゅう)と仮装-」

会場
蓬左文庫展示室
祭りは宗教的行事でもあり、人々が心躍らせる娯楽でもありました。江戸時代の祭礼図を中心に、見た目にも美しく楽しげな仮装や出し物に着目し、その豊潤な世界を紹介します。

展示の詳細案内

 祭りは「祀る」と語源を同じくし、祈りや供物を捧げる宗教的行事が本義ですが、次第にその華やかさや賑やかさが強調され、人々の眼を楽しませる娯楽ともなりました。祭りといえば、多くの人々が集う、賑やかで楽しげな祝祭が注目され、「お祭り騒ぎ」という言葉も生まれました。
 なかでも「祭礼図」として描かれた祭りは、風流(ふりゅう)と呼ばれる飾りや造り物、人々の仮装に趣向が凝らされ、見た目にも美しく、それ自体が強い祝儀性を帯びています。
 本展では、こうした祭礼の風流のなかでも、人々の仮装に注目して、江戸時代の祭礼図を中心に、その豊潤な世界を紹介します。

豊国祭礼図屏風 六曲一双
(ほうこくさいれいずびょうぶ)

豊国祭礼図屏風 六曲一双

 慶長9年(1604)8月の豊国臨時祭礼のうち、右隻に豊国神社の社頭における田楽・猿楽の奉納と騎馬行列、左隻には方広寺(ほうこうじ)大仏殿を背景に、上京・下京の町衆による踊りが描かれています。千人近くの人物を大画面に構成し、群衆が織りなす祭礼の熱狂や狂騒が、華麗な彩色と力強い筆致で見事に描き出された祭礼図の名品です。揃いの衣装もさることながら、花を手に持ち、個性豊かな帽子や頭巾をかぶる人々、風流踊りの一つ物と呼ばれる出し物では、大黒・恵比寿・布袋などの七福神や南蛮人のほか、竹の子の着ぐるみなど奇抜な姿に扮した人々が大勢登場し、祭りをいっそう盛り上げました。

岩佐又兵衛筆 蜂須賀家伝来
江戸時代 17世紀
(展示期間:2022年7月24日から8月23日)
重要文化財

津島社祭礼図屏風 六曲一双の内 左隻
(つしましゃさいれいずびょうぶ)

津島社祭礼図屏風 六曲一双の内 左隻

 宵祭(よいまつり)の巻藁船(まきわらぶね)4艘と、朝祭(あさまつり)の車楽(だんじり)2艘と大山(おおやま)1艘が、見物や物売りの小船とともに天王川を渡る様子が描かれています。宵と朝と異なる時間の見せ場を、金雲で区切って一図にまとめた構図は、津島祭礼図のなかでも時代の下がる作例と考えられます。車楽と大山(高大な山車)は、ともに戦国時代の形態をとどめた山車で、上部に能人形やからくり人形を置き、小袖幕(こそでまく)と呼ばれる色鮮やかな幕で櫓(やぐら)を覆い、美麗が尽くされました。

津島伴家伝来 岡谷家寄贈
江戸時代 18世紀
(展示期間:2022年8月24日から9月11日)

名古屋東照宮祭礼図屏風 六曲一双
(なごやとうしょうぐうさいれいずびょうぶ)

名古屋東照宮祭礼図屏風 六曲一双

 名古屋東照宮祭礼の長大な行列を左下から右上へとつづれ折りに描いた屏風です。当初は八曲一双の屏風でしたが、伝来の途中で六曲一双に改装されたため、画面に欠落と順序の乱れがあります。上長者町の山車が鐘巻道成寺であることや、寛文12年(1672)にはじまる福井町・富田町の小母衣(こほろ)と、元禄3年(1690)まで行われた伝馬町等の田植えの警固(けいご)(仮装行列)が描かれていることから、17世紀後半に描かれた現存最古の作例と推測されます。

江戸時代 17世紀
個人蔵
(展示期間:2022年8月24日から9月11日)

名古屋東照宮祭礼図巻 九巻の内 総巻・四巻
(なごやとうしょうぐうさいれいずかん)

名古屋東照宮祭礼図巻 九巻の内 総巻・四巻

 名古屋東照宮祭礼を全九巻に描く豪華図巻のうち総巻と呼ばれる一巻です。祭り好きで知られる尾張徳川家十代斉朝(なりとも)への献上本として製作されました。行列のみの八巻と、行列と風景と併せて描く総巻の全九巻からなります。総巻には、名古屋城三之丸の東照宮から本町御門を抜け、本町筋を進んで御旅所に至る約2キロの道のりを行く神輿渡御(しんよとぎょ)の行列が、色鮮やかな彩色で描かれています。筆者の森高雅(もりたかまさ・1791から1864)は江戸時代後期に活躍した尾張の絵師です。

森高雅筆
江戸時代 文政5年(1822)
会期中巻き替え

御鍬祭真景図略 三冊の内 第二冊
(おくわまつりしんけいずりゃく)

御鍬祭真景図略 三冊の内 第二冊

 本書は三冊からなり、第二冊は尾張藩士・高力種信(こうりきたねのぶ)(猿猴庵(えんこうあん))の原本をもとにした小田切春江(おだぎりしゅんこう)の転写本です。文政10年(1827)の夏から秋にかけて名古屋近在の村々で行われた御鍬祭の一場面です。本図は若者たちが白鼠に扮して大根を曳(ひ)く行列が描かれています。祭りには村々からさまざまに工夫を凝らした仮装行列や造り物が出されましたが、なかでも動物の仮装は人気だったようで、大きな桃を担ぐ猿や狐の嫁入りなどのユニークな仮装もみられます。ほかには巨大な鯨やおたふくの面などを担ぐ行列などがあり、その発想力には驚かされます。

小田切春江転写
江戸時代 文政10-11年(1827から28)
名古屋市博物館蔵 会期中頁替

神田明神祭礼図巻 二巻の内
(かんだみょうじんさいれいずかん)

神田明神祭礼図巻 二巻の内

 弘化4年(1847)に行われた神田祭の祭礼行列のうち、神田塗師(ぬし)町による松竹梅を主題とした附祭(つけまつり)です。「老松(おいまつ)の学び」と題した踊り台には、松を背景に秦の始皇帝と唐女が描かれていますが、貼札をめくると、高砂(たかさご)の尉(じょう)と姥(うば)に変わるという仕掛けです。地走(じばし)りと呼ばれる踊りは、娘たちが竹模様の小袖で、雀踊りを軽やかに踊る様子が描かれています。祭りを盛り上げる囃子(はやし)は、常磐津節や清元節などの人気芸人が三味線や長唄を担当したことが知られています。

建中寺徳川慶臧墓所出土品
徳川慶臧(尾張家13代)所用
江戸時代 弘化4年(1847)


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