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これまでの展示案内


「尾張徳川家の宝物目録-蔵帳にしるされた品々-」
「幕末情報学-「青窓紀聞」にみる長州征伐-」

平成22年2月17日(水)から4月4日(日)
<終了しました>

尾張徳川家の宝物目録
-蔵帳にしるされた品々-

会場
蓬左文庫 展示室1
尾張徳川家では、蔵に収納された道具類は蔵帳に記載し管理されていました。
蔵帳にしるされた品々をその記事とともに展示します。

幕末情報学
-「青窓紀聞」にみる長州征伐-

会場
蓬左文庫 展示室2
幕末の政治的転換点の一つであった長州征伐。その総督・徳川慶勝の遠征はどのような旅だったのか。尾張藩陪臣水野正信の記録から慶勝の旅程を辿っていきます。

展示の詳細案内

尾張徳川家の宝物目録-蔵帳にしるされた品々-
尾張徳川家では、藩祖の義直以来、歴代の藩主やその夫人・家族が用いた品々を厳格に管理保存してきました。その甲斐あって、現在の徳川美術館・蓬左文庫の展示で保存状態の良好な品々を見ることが出来ます。その管理収蔵に重要な役割を果たしたのが「蔵帳」「書籍目録」です。それには家康から遺産として藩祖義直に譲られた諸道具と書籍の目録「駿府御分物御道具帳」「駿河御譲本目録」を始め、藩主の代替わりに作成された道具目録や書籍目録などがあります。それら蔵帳には、由緒や伝来などが明確にしるされています。今回は、家康所持品や歴代藩主やその夫人たちが所持した品々や書籍類を、蔵帳にしるされた記事とともに展示します。
幕末情報学-「青窓紀聞」にみる長州征伐-
激動の幕末政治史において、幕府による長州征伐は転換点の一つにあげられます。前尾張藩主徳川慶勝を総督として行われた第一次征長(1864年)は、長州藩が家老三名の首級を差出す等の処分で、戦火を交えることなく終結します。軍事力が温存された長州藩は、高杉晋作らによって内部改革を推し進め、第二次征長(1866年)では、幕府は成果をあげることができませんでした。そして、その後の討幕へとつながっていくのです。 慶勝の第一次長州征伐は果たしてどのような遠征だったのでしょうか。本展では、尾張藩陪臣水野正信の記録から、その一端を垣間見ていきます。正信は大道寺家の用人です。同家は藩の要職にあったため、藩政や幕政に関する重要な情報がもたらされました。また、正信は個人的な交友関係からも多くの情報を入手し、それらをひたすらに筆記して「青窓紀聞」として残しました。「青窓紀聞」を通じて、8月18日の政変(1863年)前後の緊迫した政情や慶勝に率いられた幕府軍遠征の様子を紹介します。

展示の資料リスト:PDFファイル(49KB)


平成22年2月17日(水)から4月4日(日)
<終了しました>

展示 『源氏物語』の世界

展示期間

・ 5月27日(水)から7月20日(月)
・ 7月23日(木)から10月4日(日)
・ 11月18日(水)から12月13日(日)
・ 平成22年1月5日(火)から2月14日(日)
・ 2月17日(水)から4月4日(日)

会場
蓬左文庫 展示室1でコーナー展示

展示の詳細案内

源氏物語の世界
今からおよそ千年の昔、紫式部によって表された『源氏物語』は、今なお多くの人々に愛されている、日本文学史上希有な作品です。その成立以降、あまたの写本のほか、梗概書や注釈書によって読みつがれてきました。また、各時代を通じて、絵巻や屏風などの絵画作品、さらには工芸品の意匠としても造形化されてきました。名古屋市蓬左文庫展示室1では、『源氏物語』にちなんださまざまな作品を取りあげ、享受の一端を紹介します。

「江戸の好古趣味」
「島原の乱-その攻略と陣形-」
【原城陣図(部分)】

平成22年1月5日(火)から2月14日(日)
<終了しました>

江戸の好古趣味

会場
蓬左文庫 展示室1
泰平の世の江戸時代に、古物に対する愛好が高じた様子を、絵画や工芸品などで紹介します。

島原の乱-その攻略と陣形-

会場
蓬左文庫 展示室2
寛永14年(1637)から15年にかけて、天草地方で起きた一揆軍と幕府軍の戦いを伝える絵画が描かれました。多くの犠牲を出した戦いの様子の一端を絵図からみます。

展示の詳細案内

江戸の好古趣味
 時代を経た「古きもの」に言いようのない愛情を感じ、あつめ楽しむ人々は、いつの世にもいます。なかでも江戸時代の中・後期は、「好古家」と呼ばれる人々が数多く現れた注目すべき時代でした。その蒐集対象は広く、書画や典籍、美術工芸品だけでなく、石や瓦のかけらにもおよび、鑑賞会を開いて情報交換をし、さらにその成果は書籍として出版されました。また、復古的な関心の高まりから「古」に理想をもとめ、「古きもの」を模写・模倣して当時の文物に取り入れようとする試みも積極的に行われました。
ありとあらゆる古い文字を集めた藤貞幹(1732~97)、全国の古書画・古物器を調査させ『集古十種』を編纂した松平定信(1758~1829)、そしてこの尾張の地にも尾張藩主九代宗睦をはじめ、さまざまな好古趣味をもった人々の足跡が残されています。
図版:興福寺所蔵義経鎧雛形
 当時、興福寺に所蔵された源義経所用と伝えられる甲冑(焼失)の雛形。幕府御用絵師の板谷慶舟広当が所蔵した図から写しました。

島原の乱―その攻略と陣形―
寛永14年(1637)から同15年にかけて、島原半島の一角でおこったキリシタン信者や住民たちの一揆が島原の乱です。一揆では原城に籠城した人々、幕府側でも上使板倉重昌が戦死するなど、多くの死者や負傷者を出しています。
この天草地方で起きた一揆軍と幕府軍の戦いを伝える絵図が描かれています。図は何種類か製作されていますが、その多くは江戸時代中期以降に盛んになった軍学の教材として、数多く模写され伝えられました。絵図からは、多くの犠牲者を出した戦いの様子の一端が窺えます。
図版:原城陣図 江戸時代写 189.5×187㎝
「原城陣図」全体は、最後の戦い時の様子を描いたと思われます。一揆軍が原城に籠城して、乱が終結するまでの時間経過を無視して、各所で起こった夜討ちや、元旦の戦闘で上使が戦死した場所も記録しています。原城の近くには、各藩に割り振られた前線基地が描かれ、竹矢来で囲み、城内を偵察するための井楼(せいろう)(やぐら)が建てられ、周囲には鉄砲弾避けのために竹楯を立て掛けています。原城内の本丸には、増田(天草)四郎時貞の陣所を描いており、一揆軍は村毎に集まって籠城していたらしく、城内各所に村名が見えます。海にはオランダの旗をなびかせた艦船や、奉書船、細川・黒田各藩の番船が城を囲んでいます。

資料リスト:PDFファイル(76KB)


「目利きと鑑定」
「江戸の歴史書-尾張藩社会と秀吉-」

平成21年11月18日(水)から12月13日(日)
<終了しました>

目利きと鑑定

会場
蓬左文庫 展示室1
目利きとは、美術品の価値を判断する鑑定にあたります。古くからの鑑定にまつわる美術品を展示して、目利きの世界を紹介します。

江戸の歴史書-尾張藩社会と秀吉-

会場
蓬左文庫 展示室2
豊臣秀吉は英雄か。江戸時代には地誌や伝記を含め多くの歴史に関する著述物が編纂・刊行されるようになります。そうした“歴史書”から江戸の秀吉観を探っていきます。

資料リスト:PDFファイル(75KB)

展示の詳細案内

目利きと鑑定
美術品の多くには、価値を保証する鑑定書が附属しています。大名道具に含まれる品々にも、贈答に際して調えられた物、作者や産地を特定した物などがあります。
こうした鑑定は、刀剣については本阿弥家、目貫・笄・小刀柄などの装剣具は後藤家が独占して行っています。これらの鑑定書には作者名や名物名称などのほか金銭的な価値を記載する特徴があります。奉書紙を中央で横折にして文言を認めますので折紙と称されます。価値ある物を「折紙付」と称する由縁です。絵画は狩野家や住吉家、書跡は古筆家の鑑定が良く知られています。
尾張徳川家の伝世品から、江戸時代の鑑定書の種類や性格、鑑定にあたった人々について紹介します。

江戸の歴史書―尾張藩社会と秀吉―
旅行誌に歴史が溢れているように、今日、私たちが歴史に関する記述を目にすることは案外と多いものです。そして、私たちは、学校で習った〈歴史〉だけではなく、様々な媒体を通じて日本の〈歴史〉をイメージします。
〈歴史〉が多くの人々によって意識されるようになる端緒は江戸時代に求められます。幕府や藩によって江戸前期から歴史を記録する施策がなされていました。出版の盛況によって人々が書物に触れる機会も増えました。特に一八世紀以降には社会の多様な階層が〈歴史〉への関心を深めていったのです。
本展では、江戸時代につくられた様々な〈歴史〉書を紹介します。また、〈歴史〉の創られ方についても考えていきます。豊臣政権を超克することで成立した徳川の時代に豊臣秀吉はどのように認識されていたのでしょうか。

秋季特別展「戦国ふぁっしょん-武将の美学-」

平成21年10月7日(水)から11月15日(日)
<終了しました>

秋季特別展
「戦国ふぁっしょん-武将の美学-」

会場
蓬左文庫 展示室1・2
戦国時代を彩る武将の華美で奇抜な武具、華麗な衣服や絵画作品などから、戦国時代に華開いた多彩なデザインを紹介します。

展示の詳細案内

展示紹介
戦国時代には、天下取りをめざして、壮絶な戦いを繰りひろげた多くの武将たちがいました。敗北は死を意味する、極限の状態を生き抜いてきた武将たちの力強い生きざまは、現代の私たちを魅了し続けています  武将たちは、戦国時代におけるファッション・リーダーでもありました。現在に伝えられている、彼らが身に着けた当世具足や変わり兜・陣羽織などは、彼らの自由濶逹で豪胆な気風を反映し、大胆な色目や奇抜なデザインが採り入れられました。また、この時代に東南アジアを通じて日本にもたらされた西洋の文物は、新し物好きの武将によって採り入れられ、人々の風俗にも大きな影響を与えました。これら戦国時代に華麗な展開を見せた武将の服飾は、江戸時代の各大名家において先祖の武功のあかしとして重要視され、大事に受け継がれました。武将の姿は肖像画や風俗画に描かれ、武家社会における服飾のありようを今に伝えています。

【主な展示品】
重要文化財 銀伊予札白糸威胴丸具足 豊臣秀吉-伊達政宗拝領 仙台市博物館蔵具足
天正18年(一五九〇)、豊臣秀吉が小田原合戦ののち宇都宮で伊達政宗の出迎えを受けた際、政宗に下賜した甲冑。熊毛を植えた兜の前後に軍配二枚を立てた奇抜な姿が目をひく、秀吉好みの華やかな甲冑です。


「徳川義直と儒教」「絵図に描かれた名山-霊山信仰の世界-」
「徳川義直と儒教」「絵図に描かれた名山-霊山信仰の世界-」
加賀国図

平成21年7月23日(木)から10月4日(日)
<終了しました>

徳川義直と儒教

会場
蓬左文庫 展示室1
中国から伝わった儒教の祭典である、釈奠に関わる祭具や絵画などを紹介します。

絵図に描かれた名山
-霊山信仰の世界-

会場
蓬左文庫 展示室2
著名な寺社、人々の信仰をあつめた霊山を描き込んだ絵図、その地域の特殊性を盛り込んだ国絵図、当時の人々が崇敬した山や社寺に対する思い入れを紹介します。

展示の詳細案内

徳川義直と儒教
義直は学問を重んじ、中でも儒学に傾倒しました。日本で初めての聖堂を上野忍岡の林家の私邸に建て、名古屋城二の丸庭園にも尾張徳川家の聖堂を他藩に先駆けて設けています。歿後の廟も瀬戸市定光寺に儒式により、建立されています。儒教に基づいた著作も多く、旧暦二月・八月の上の丁(ひのと)の日に孔子と孔門十哲の画像を掲げてまつる儀式、釈奠(せきてん)も行いました。聖堂に掲げられた額や儀式の祭器、釈奠に関する資料などを一堂に展示します。

絵図に描かれた名山-霊山信仰の世界-
絵図は古い時代から書き継がれていますが、全国的な規模で、また統一した規格で描かれるようになったのは、江戸時代にはいってからです。日本全国68ヵ国を網羅した正保国絵図では、隣国との国境に整合性を持たせるために、幕府からの細かな指示によって、製作されています。国絵図の他にも、交通網の整備にともない、街道、海路図なども製作されています。目印となる山々、河川などを加え描くことで、利用者の便に応え、印刷され配布されたと思われます。
特に信仰が集中した富士山・白山・立山の三霊山は、国境に在り国のシンボルとして、信仰上からも特徴をもって、図中でも際立たせて描かれています。

展示の資料リスト:PDFファイル(97KB)


「七夕-星にこめる願い-」「近代の詩歌」

平成21年5月27日(水)から7月20日(月)
<終了しました>

七夕-星にこめる願い-

会場
蓬左文庫 展示室1
7月7日の七夕の節供にちなんだ、絵画や工芸品などを紹介します。

近代の詩歌

会場
蓬左文庫 展示室2
雑賀コレクションの近代の詩歌作品の中から代表的な作品を選んで展示し、同コレクションの概要を紹介します。

展示の詳細案内

七夕-星にこめる願い-
旧暦七月七日の夜、牽牛(彦星)と織女(織姫)が年に一度天の川を渡り、愛を語る七夕の伝説は中国で生まれました。奈良時代にはすでに日本にも伝わり、その後平安時代の宮廷儀式として発展しました。もともとは「乞巧奠(きっこうでん)」と呼ばれ、裁縫や機織りが巧みになるよう願う祭りでしたが、糸や絃にちなんで楽器演奏をはじめ諸芸学問などの上達を祈りました。供え物をして、香をたき詩歌管弦を楽しみました。江戸時代、幕府は雛祭りとおなじく五節句の行事の一つとし、民間にも普及しました。七夕と星にちなむ絵画や工芸品、物語に焦点をあてます。

近代の詩歌
雑賀重良氏(一九〇〇~八三)は、和歌書の収集・研究家として著名でした。その没後にご遺族から蓬左文庫に寄贈された旧蔵書は、一八、二〇〇点に上ります。今回の展示は、その中から、近代の著名な詩歌人の詩歌集を中心に展示します。
与謝野晶子、石川啄木、北原白秋、吉井勇はじめ近代詩歌人の詩歌集初版本は、表紙絵などにも時代を反映した特色が現れております。

展示の資料リスト:PDFファイル(51KB)


春季特別展「書の名品をたずねて」

平成21年4月8日(水)から5月24日(日)
※徳川美術館は4月11日(土)から開催
<終了しました>

春季特別展「書の名品をたずねて」

会場
蓬左文庫 展示室1・2
奈良時代の写経から戦国武将の手紙まで、さらに宋・元の禅僧の墨蹟など、尾張徳川家に伝来した書などから名品を中心に初公開の作品をまじえて紹介します。

展示の詳細案内

春季特別展「書の名品をたずねて」
徳川美術館には、天平時代の写経、平安時代の仮名古筆、鎌倉・室町時代の名家筆蹟、桃山・江戸時代の武将の手紙、宋・元や室町時代の禅僧の墨蹟、あるいはこれらの断簡を貼り込んだ手鑑など数千点に及ぶ書の遺品が収蔵されています。
その大半は尾張徳川家に伝来した品々であり、他の大名道具と同様、大名の生活のなかで欠くべからざる「道具」として、茶室に懸けられたり書院の床や棚に飾られたり、また婚礼に際しての調度本、あるいは藩主やその家族達の賞翫のために用いられてきたりと、多種多彩です。
今回は、平安・鎌倉時代の古筆の名品優品はもとより、懐紙や短冊、あるいは歌合の記録など詠賀の場での書、自分の気持ちや状況を伝えるための手紙にしたためられた書、篤い信仰に根ざした写経など、染筆するという行為や意識がその対象によって異なる点にも焦点を当て展示します。

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