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これまでの展示案内


裂〈きれ〉の美白地紋尽更紗(近衛信尹筆 和歌短冊 表具) 徳川美術館蔵

2019年6月8日(土曜日)から7月21日(日曜日)
<終了しました>

企画展
裂〈きれ〉の美

会場
蓬左文庫展示室
尾張徳川家に伝わった豊富な裂地コレクションから、茶人たちに重宝されてきた金襴や緞子・更紗といった美しい裂地を紹介します。

展示の詳細案内

 金襴や緞子、更紗といった海外から渡った華やかな裂地は、書画の表装や茶道具の包みに用いられてきました。特に茶人たちには鑑賞の対象としても重宝された「名物裂」は、手鑑などに貼られ、大切に保存され伝わりました。このため、裂地は繊維という脆弱な性質ながら、現在も古今に流通していた様々な裂地を見ることができます。
 尾張徳川家では、手鑑に貼り込まれた状態のみならず反物や端切れの状態で、「名物裂」をはじめとする数多くの裂地を守り伝えてきました。また、掛物や巻物の表具をはじめ、茶道具の仕覆や包袋、能装束に用いられた裂地からは、往時の尾張徳川家の美意識を垣間見ることができます。
 本展では、尾張徳川家の裂地コレクションから、様々な裂地を紹介します。

漢作瓢箪茶入 銘 玉津島(かんさくひょうたんちゃいれ めい たまつしま)
堆朱楼閣人物図小菱実形盆(ついしゅろうかくじんぶつず こひしのみなりぼん)

漢作瓢箪茶入 銘 玉津島 堆朱楼閣人物図小菱実形盆

 瓢箪とは、その名の通り瓢(ひさご)形の茶入を指します。本品の銘は『続千載(しょくせんざい)和歌集』の「和歌の浦に 又もひろはゝ 玉津島 おなし光の 数にもらすな」から小堀遠州が命銘したと伝えられています。名品の数からもらしてはならない茶入であるとの意です。
 本品には小堀遠州・片桐石州の箱書があり、本阿弥光的・茶屋長以・茶屋宗古・本多忠憲を経て、徳川斉荘(尾張家12代)の所用となりました。
 本品には、珠光緞子仕覆・白地間道織留仕覆・柿色地間道織留仕覆・萌黄地鳥文金襴仕覆の四つの仕覆(しふく)が添えられています。茶道具の名器には、所有者が代わる度に、仕覆や牙蓋(げぶた)が誂えられることも少なくありません。本品のように、来歴が多い作品には、名物裂の袋物(包袋)が多く含まれています。

【茶入:中国・南宋-元時代 13-14世紀】
【仕覆:中国・明時代 15-17世紀】
珠光緞子仕覆・柿色地間道織留仕覆 6月8日から6月30日
白地間道織留仕覆・萌黄地鳥文金襴仕覆 7月2日から7月21日
【盆:中国・元 14世紀】

裂手鑑(きれてかがみ) 五帖の内 地

裂手鑑 五帖の内 地

 名物裂を含む舶来織物の見本台帳です。甲乙の二部から成り、甲の部は天・地・人の三冊に、乙の部は上下二冊に分かれ、それぞれに金襴(きんらん)・緞子(どんす)・蒙流(もうる)など213種の裂地がおさめられています。乙は甲よりも小さめの同じ裂を甲と同じ順序で貼り込んでいます。
 甲の各帖の表紙の題箋(だいせん)に「古織紋鑑」と記されています。裂はそれぞれ上品・中品・下品の等級が記されています。

【江戸時代 19世紀 展示期間:全期間、会期中に場面替あり】

米法山水図 弡孚筆(べいほうさんすいず くつふひつ)

米法山水図 弡孚筆

 金襴の裂ばかりで表装された一幅です。中廻には白地二重蔓牡丹唐草文金地金襴(中国・明時代 15から16世紀)が、上下には茶地牡丹宝尽文金襴(中国・明時代 16世紀)が用いられ、尾張徳川家もしくはその前の所有者により、大変尊重されていたことがうかがえます。中国絵画は、日本では古くから「唐絵(からえ)」と呼ばれ、珍重されていました。この表具裂からも、唐絵尊重の風潮をうかがうことができます。
 本図は筆穂の腹を横にした潤墨の点で山の樹木を表す米法で描かれています。米法は中国・北宋時代の米芾(べいふつ 1051から1107)の子、米友仁(べいゆうじん 1086から1165)が創始したと言われます。本図には「弡孚士信」の印が捺されていますが、「弡孚(くつふ)」なる画家の経歴は詳らかではありません。

【中国・明時代 15-16世紀 展示期間:7月2日から7月21日】

焦茶地雲鶴宝尽文錦刀袋・紺地鶴亀松竹橘宝尽文錦刀袋(こげちゃじうんかくたからづくしもんにしきかたなぶくろ・こんじつるかめしょうちくたちばなたからづくしもんにしきかたなぶくろ)
「脇指 名物 物吉貞宗」附属

焦茶地雲鶴宝尽文錦刀袋・紺地鶴亀松竹橘宝尽文錦刀袋 「脇指 名物 物吉貞宗」附属

本品は家康の愛刀で、この脇指を帯刀して出陣すると必ず勝利したことから「物吉(ものよし)」と呼ばれた、「脇指 名物 物吉貞宗」およびその脇指拵に附属する刀袋です。家康の歿後、側室で尾張家初代義直(よしなお)の母・相応院(そうおういん・お亀の方)は本刀が義直に譲られるように力を尽くし、駿府御分物とは異なる手順で尾張家へともたらされました。
 「脇指 名物 物吉貞宗」には、ほかに「菱繋唐花文錦刀袋」「黄地菱繋花文繋繻珍刀袋」も附属しており、尾張徳川家でいかに大事にされてきたかが、刀袋の多さからもうかがえます。

【江戸時代 17-18世紀 展示期間:6月8日から6月30日】

鶏頭文銀蒙流(けいとうもんぎんもうる)

鶏頭文銀蒙流

 本品はもとサッシュと呼ぶ腰に巻き付ける帯です。織留(おりどめ)に房の付いた状態で、織りの全体が残る貴重な優品です。全体に花唐草の細かい段文様を織りあらわし、両端に鶏頭とおぼしき草花文を配しています。隙間をつくりながら絹糸に銀の箔糸巻き付けた撚金糸(よりきんし)を用いて織られています。

【ペルシャ 17世紀 展示期間:全期間】

白地花唐草文更紗(しろじはなからくさもんさらさ)

白地花唐草文更紗

 赤と青の色使いや花の形などに日本の植物表現とは異なる独特の味わいがあります。本作品は江戸時代中期頃までに舶載された「古渡り更紗」で、上質のインド更紗です。日本では衣裳や茶道具などに使用され、本作品にも細かく切り取られた跡があります。
 尾張徳川家では「一番更紗」という名が付けられ、特に上等な更紗として考えられていたようです。

【インド 17世紀 展示期間:7月2日から7月21日】


雅〈みやび〉を伝える-宮廷と文化-重文 天皇摂関御影(部分) 徳川美術館蔵

2019年4月14日(日曜日)から6月2日(日曜日)
<終了しました>

ご即位記念 企画展
雅〈みやび〉を伝える-宮廷と文化-

会場
蓬左文庫展示室
5月に行われるご即位を記念し、宮廷で育まれてきた文化の諸相を、書跡や絵画作品・調度品・染織品などを通して紹介します。

展示の詳細案内

天皇摂関御影(てんのうせっかんみえい) 二巻

天皇摂関御影 二巻

上巻に鳥羽院(1103から56)から亀山院(1249から1305)までの天皇14人、下巻には後宇多(1267から1324)・伏見(1265から1317)・後伏見(1288から1336)の三天皇と9人の法体(法親王(ほっしんのう))像、藤原忠通(ただみち・1097から1164)をはじめ九条(近衛)兼経(かねつね・1210から59)に至る摂政・関白や大臣を歴任した貴族11人の画像を収められています。もとは一巻の巻物でしたが、近年保存のため二巻に改装されました。

鎌倉時代 重要文化財

東福門院入内図屏風(とうふくもんいんじゅだいずびょうぶ) 六曲一双

東福門院入内図屏風 六曲一双

徳川二代将軍徳川秀忠の娘和子(まさこ)(後の東福門院 1607から78)が後水尾天皇(1596から1680)のもとへ女御(にょうご)として入内する華やかな行列を描いた屏風です。元和6年(1620)6月18日、二条城から内裏へ向けて進む行列の、向かって左隻の中央に描かれている二頭だての牛車が和子の牛車です。内裏は朝廷を、二条城は徳川幕府を象徴し、その間の行列が両者を結ぶ「架け橋」のように描かれており、文字通り「公武合体」を象徴的に表しています。

江戸時代

太刀(菊紋) 菊一文字(たち(きくもん)きくいちもんじ) 徳川忠長

太刀(菊紋) 菊一文字 徳川忠長

佩表(はきおもて)鎺下(はばきした)に菊紋を刻んだ太刀は、後鳥羽上皇の御作と伝えられます。上皇は刀剣を愛し、山城のほか備前・備中など諸国より名工を召し寄せて御番鍛冶(ごばんかじ)とし、自らも鍛冶を相手に、御所内で刀剣を鍛えたと伝えられています。本品は一見して備前国一文字派の作風を示すため、菊御作(きくごさく)あるいは菊一文字(きくいちもんじ)とも呼ばれています。本品は寛永2年(1625)に二代将軍秀忠(ひでただ)三男の忠長(ただなが)から尾張家初代義直(よしなお)が譲り受けました。その後、尾張家五代五郎太(ごろうた・1711から13)の時代に父・吉通(よしみち) の建中寺(けんちゅうじ)廟に奉納され、明治時代に尾張家へ戻されました。

鎌倉時代 重要文化財

盆石 銘 夢の浮橋(ぼんせき めい ゆめのうきはし) 伝後醍醐天皇・伝徳川家康所用 名物

盆石 銘 夢の浮橋 伝後醍醐天皇・伝徳川家康所用 名物

盆石中の王者として古来有名な品です。後醍醐(ごだいご)天皇が笠置・吉野へ遷幸(せんこう)した際にも、常にこれを懐中していたと伝えられ、石底に朱漆で書かれた「夢の浮橋」の銘は、後醍醐天皇筆と極められています。銘の「夢の浮橋」は、『源氏物語』の最終巻である「夢浮橋」にちなんでいるとみられます。石は中国江蘇省(こうそしょう)江寧山(こうねいざん)の霊石と伝えられています。

南北朝時代

重之集(しげゆきしゅう) 伝藤原行成筆

重之集 伝藤原行成筆

三十六歌仙の一人である源重之(みなもとのしげゆき・生歿年未詳)の家集です。重之が帯刀先生(たちはきのせんじょう・武器を帯びて東宮(とうぐう)の身辺および御所の警護にあたる者の長(おさ))の任にあった時、東宮であった村上天皇の第二皇子憲平(のりひら)親王(後の冷泉天皇)に新たに詠んで献じた春・夏・秋・冬各二十首、恋・恨各十首、および「かずのほかにたてまつれる」二首をあわせた百二首の歌が収められています。

平安時代 重要文化財

広沢切貼込屏風(ひろさわぎれはりこみびょうぶ) 伏見天皇宸筆 六曲一双

広沢切貼込屏風 伏見天皇宸筆 六曲一双

「広沢切」は、伏見天皇(1265から1317)が平生の御製を自ら書写した歌集の草稿で、本品には、部立ではありませんが春・夏・秋・冬・恋・雑の歌120首が貼込まれています。「広沢切」のまとまった遺巻としては、現在およそ22巻が知られていますが、部立別に一巻に書写されており、本品は諸巻から抄出、編集されたと考えられます。本品は貼り込まれた歌数が多く、鎌倉時代の和様書法を示す代表遺品です。

鎌倉時代 重要文化財


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